商店の店先にはのれんがかかっていることが多いです。上部には筒状の部分があり、そこに竹などを通して軒に引っかけて使用します。また風でめくれないように、下には石などの重しをひもや縄などで止めていることもあります。
店では開店と同時に吊り下げ、閉店になると店の中にしまうので店先にのれんがかかっているときは営業中ということです。営業中であることを知らせると同時に、日よけや目隠しの役目もあります。
毎日使うものなので色あせしないようなような紺や茶色などの濃い色を下地にして、屋号や商品名などを白く書いている場合が多いです。大きな商店で、従業員が独り立ちして同じような店を構える場合は「暖簾分け」という言葉も使われます。
商店でばかり使われるものではなく、一般の家庭でも部屋と部屋の間仕切りや目隠しなどに使われます。家庭の場合は家の中に吊り下げるので、石の重りを使う必要はありません。
それに四六時中かけておいても色あせや布の劣化の心配もあまりないので、レース生地などが使われている場合も良くあります。サイズやデザインも使う人の好みに合わせて購入したり、自分で作ったりして吊るしておくことができます。
kyonoren.comのれん製作メーカー京都のれん株式会社
京都のれん株式会社では、オリジナルなのれんを製作することができます。昔からの製法を生かし天然素材を使って手で染めていくので生成りや染めに微妙な味が出て、風合いを楽しみたい方にお勧めです。
注文後は2週間から1か月で完成し、発色が豊かに仕上がります。
京都のれん株式会社が提供する手引書を無償で配布しているので、製作を希望する方はまずカタログ冊子を取り寄せることが勧められます。手引書は特徴が異なるのでポリエステル素材と天然素材とに分けて作られていて、特に取扱期間は決めておらず配布するカタログが終了するまで取り扱っています。既製品のれんの通販https://kyotonoren.shop-pro.jp/
2020年10月に新しくなったカタログでは、天然素材のほうでは帆布が加わり定番以外では好きな色が選択できるようになったり、ポリエステルのほうでは防炎エステルスラブが追加されるなどの変更があります。
注文の際、デザインをソフトで作成して京都のれん株式会社に送付すれば価格を下げて提供することが可能です。またそうすることで希望に合ったものが出来上がります。
ソフトを使っての作成にはいくつかのお願いもありますが、できるだけ低価格で作りたいという方や自分のオリジナルデザインで作りたいという方にお勧めの方法です。