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ターポリン横断幕 生地や染めの種類

防炎横断幕について知っておくべきこととは?消防法8条によりターポリン生地のターポリン横断幕でも防炎加工は法律上の義務

燃えるリスクをターポリンでは権限することが重要

 

ターポリン生地というと、耐久性の高さなどから横断幕によく使われています。

しかし、それだけでなく、有事の際を想定しておくことも必要です。特に火災を想定していないと、いざというときに被害を大きくする要因になってしまいます。

そこでポイントになるのは防炎加工を十分に施しておくことです。横断幕はかなりの表面積を誇るため、燃え広がることでいたずらに被害が広まってしまいます。

もしターポリン生地が炎上すると、他の生地や木材などに飛び火する可能性もあるでしょう。その結果、建物が損傷するばかりか、人命まで失われてしまう恐れもあるのです。
あくまでもリスクに過ぎませんが、それが発生する前に対処しておくこと必須となっています。

そういう意味では、防炎加工のターポリン生地は合理的なアイテムです。
リスクヘッジも十分になされており、安心して活用していける状態に仕上げられています。オリジナル横断幕ならこちら

そのため、購入する前に仕様をしっかりチェックすることが欠かせません。そこに防炎加工と記されているか確認してください。
その記述を見つけられた場合のみ、選択の候補に入れても構いません。ただほとんどの屋内施設にはもう既に必須となっております。安全性を重視するスタンスで選ぶように心がけましょう。

消防法を意識した作成や使用

上記の火災を想定した話は法律の観点でも重要です。

なぜなら、多くの人が出入りするスポットにおいて、消防法8条が関係してくるケースが多いからです。そういう場所では、防炎の仕様を義務付けていることがよくあります。

商業施設や飲食店が代表的ですが、その他に地下街や高層ビルなどでも珍しくありません。
旅館や病院など該当するスポットは多岐にわたります。つまり、どこで使う場合でも、基本的には消防法8条を意識しなければなりません。

それを忘れていると、法律違反のペナルティを負うことも懸念されます。

そう言われても、そもそも燃えにくい素材で作られているので大丈夫と思う人もいるでしょう。
たしかにポリエステルは炎上しにくいですが、被害がゼロになるという確証はありません。
少しでもリスクを小さくするという意味でも、やはり消防法8条を順守することがポイントになります。
法令に従っていることをアピールするため、防炎の仕様であることを示すシールを付けることも効果的です。

いずれにせよ、どのような用途においても、アクシデントを軽視しない心構えが求められます。使用する側の立場として、そこにいる人たちの安全を守ることが重大な役割です。

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のれんに関連した知識 環境に優しいのれん製作

環境にも配慮されたPET再生素材の暖簾

プラスチック製品は、人間社会になくてはならい存在です。
しかし便利であるため社会のさまざまなシーンで使われ、
リサイクルされず使い捨てられている現実があります。

プラスチックによる環境問題

使い捨てられたプラスチックは、雨とともに河川に流され
やがて海に流出します。海に流出したプラスチックは
海流に乗り世界中の海に拡散したり、海洋生物が飲み込み
生態系に悪影響を与え始めました。

このまま放置しておくとさらに大きな問題になりかねないので、一刻も早く対策をとらなければいけません。

海洋プラスチックごみの中で多くの割合を占めるのがペットボトルです。ペットボトルは瓶や缶に変わる容器として広く普及したため、割合も増加しています。

少しでもペットボトルをリサイクルするために生まれたのがPET素材です。

日本伝統の風呂敷もPET再生の素材で作られ好評を博し、
現在では店舗の入口などに取り付ける暖簾にも
使われるようになりました。

風呂敷や暖簾は日本伝統のアイテムであり、
さまざまな場面で使われています。

多くの場面で使われている暖簾や風呂敷にも
PET再生の波が押し寄せさらに普及すれば、
海洋プラスチックごみ問題の解消に
繋がるかもしれません。

環境に優しいアイテムで光熱費も削減

暖簾は、環境に優しいエコなアイテムです。
取り付けるだけで日焼け防止や冷暖房効率UPの
効果があるため、様々なメリットをもたらしてくれます。

店舗に商品を並べるときは、日焼けに注意しなければいけません。商品が日焼けしていると状態が悪化し、消費者の印象も悪くなってしまいます。

そこで入口など直射日光が入る場所に暖簾を設置しておけば、直射日光を遮れるため日焼け防止になります。

日焼けから守るのれん

長期間店頭に商品を並べていても状態が悪化しないので、
消費者の印象も良くなるでしょう。

直射日光を遮るメリットは、日焼け防止のほかに
冷暖房効率の改善にも効果的です。

直射日光の影響で店内の温度が上昇しないため、
夏は冷房の効率がUPしエネルギー消費を抑えられます。

冬も暖簾が一枚あるだけで暖かな空気が外に逃げにくくなるので、暖房を効果的に使えるでしょう。

エネルギー消費量を抑えることができれば
エコに貢献できるだけではなく、
光熱費の削減にもつなげられます。

リサイクルされたエコな素材で日焼け防止や
冷暖房効率UPの効果も見込めるなら、
暖簾はSDGsにも貢献できて店舗のイメージアップも
期待できるので、積極的に設置したいアイテムです。

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オーニング のれんに関連した知識 のれんの形が持つ意味とは のれんの選び方 生地や染めの種類

オーニングの種類と店舗での使い方

オーニングの種類

オーニングは日よけや雨よけに使われる可動式の屋根のことです。一般の住宅にもつけられることはありますが、多く目にするのは町のお店でしょう。

オーニングには大きく分けて2つの種類があります。

ひとつは自立型で、イベントなどの際に一時的に立てるようなものと常設する建物のようなもの、そしてもう一つの種類である壁付型の簡易版などです。

一時的なものでいうとテント型やタープ式のもの、常設のものだと柱を建てるタイプもあります。どのようなケースでも、「テラス席」として屋外に飲食スペースを作る際に、夏の日差しを和らげる快適な席を作れます。

もうひとつは壁付型で、お店の軒先に壁からせり出した屋根をイメージすると良いです。店舗が狭く厨房しかないなど、お店の中に入らず注文して受け取る仕組みの店舗では、よく見かけるタイプです。

おしゃれな印象を持つ人もいるでしょうが、商店街の総菜屋さんや自転車専門店でも利用されています。壁の近くに柱を立てて、この壁付のようにオーニングを立てる場合は自立型です。雨が降らないときや日差しが問題ない時は、ハンドルを回すと日よけ部分がしまえる仕組みになっているケースがほとんどです。

オーニングには建築申請が必要な場合がある

建築基準法は、建築物や敷地、設備などを定める法律です。これに則って店舗や住宅は建築されるのですが、建物の後から付けるオーニングにも建築申請が必要なことがあります。理由として、屋外であっても建物としてみなされる可能性があるからです。

申請書

たとえば、自立型で広いスペースに4本以上の柱を立てて幕を張るような大型のものの場合、その下は軒先というよりも屋内に近いスペースになります。そのため、そのオーニングの下の敷地は建物の一部とみなされる可能性があるのです。

ただしテント製で簡易的なものや、イベントなどの一時的な場合、あるいは開放性が高い場合は申請が不要になります。片付けが簡単な場合は不要だと考えてもいいかもしれません。

申請の要不要は一概に言えませんし、基準はその建物の状況によりますので、建築申請が必要かどうか事前に確認してから建てると良いでしょう。

オーニングを導入しようとしたときに、素人で建てると法律に引っかかってしまうこともあります。もし大型のものを考えているのなら、エクステリア関係の建築会社に一度相談してみると良いでしょう。法律関係のみならず、店舗の状況に合わせてより良い提案をしてくれます。

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のれんの使い道 のれんの選び方 生地や染めの種類

癒し効果のある植物柄がおすすめ

近年、さまざまな柄ののれんが人気を呼んでいます。
デザインによってお客さんが抱く印象が変わりますし、効果も違ってきます。

例えばボタニカル柄のデザインのれんは、癒やし効果が期待できます。ボタニカルとは言うなれば植物柄のことで、花や草木やフルーツをモチーフにしたものです。

ボタニカル柄

シンプルな柄もあれば細かく繊細に描かれたものもあり、
おしゃれで今風な感じです。海外のイメージを抱く人もいるのではないでしょうか。

そんな柄からは自然の恵みやパワーを感じることができて、目に見るだけでリラックスできるはずです。そして植物のグリーンの色合いもまた、リフレッシュ効果があります。

まさに癒やし効果が溢れているのれんなのです。

さらに風水では、のれんには外から入ってくる邪気を払う
効果もあるとされています。自然を感じる植物柄は尚のこと、良い気を運んでくれそうです。

多忙でストレスフルな現代社会で生きる人々は、日々いろいろと疲れています。そんな中で、草花やフルーツのデザインは癒やしを与えてくれることでしょう。

どこかほっとする気分になるはずです。優しくおしゃれな
デザインのれんで、癒しの空間をアピールしたいものです。

デザインのれんでお店の集客アップを

のれんはお店への歓迎の気持ちを表すアイテムと言われています。平安時代の末から使われるようになり、半暖簾や長暖簾、水引暖簾と種類もさまざまです。

しかしのれんと聞くと、どこか和風のイメージを持つ人も
多いのではないでしょうか。銭湯をはじめ、寿司屋など和の文化を感じさせる店舗で使用されることが多かったからです。

とは言えデザインに工夫することで、エステサロンや美容室でもおしゃれに活用できます。最近ではデザインのれんが
注目されるようになってきました。

例えばボタニカル柄のデザインのれんは、癒やしの空間であるエステサロンや美容室にぴったりです。

その店の雰囲気に合う柄やカラー、ロゴにすることで、洋風の店舗にも似合います。のれんは素材も布などで薄いので、涼し気な感じも漂います。

店舗イメージのれん

重苦しくなく、お客さんがお店に入りやすいです。可愛いお店には可愛いデザインのれんを、スタイリッシュなお店にはかっこいいデザインのれんを作ってみてはどうでしょうか。

そのお店を表現できるのれんは、お客さんの興味をそそります。思わずのれんをくぐりたくなるのです。

素敵なデザインのれんは店の集客アップにつながるに違い
ありません。

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のれんに関連した知識 のれんの選び方

しっかりとした風合いでしわになりにくいサスティナブル生地をインテリアとして活かす方法

リビングルームにも最適な素材を持つのれん

サスティナブル生地、これは一般的な生地とは違いPET再生などからもしっかりとした風合いを持つため、しわなどが生じにくい特性を持ちます。

PET再生のサスティナブル生地は、ペットボトルを粉砕して生地材料を作り、それを繊維状にして織ったものでポリエステル100%の素材ではあるけれども綿素材に近い風合いなどからもリビングにも最適です。

フルカラーの昇華転写により製造が行われますので、染色汚水などが生じることもないなど環境にも優しいのも特徴の一つです。

せっかくリサイクル材料を使っても製造工程で廃棄物が生じてしまうのではあまり良いことではないですが、サスティナブル生地の場合は製造過程の中でも地球環境にやさしいことがわかるのではないでしょうか。

のれんの風合い

店先などに取り付ける暖簾、これはお店が営業していることを道を歩いている人に知らせるなどの目的がありますし、厨房と客席の間に取り付ける暖簾は内部をお客さんに見せない目隠しの役割がありますが、実は目隠しよりもゆっくり食事を楽しんで貰いたいなどお店側の気持ちもあることを覚えておきましょう。

また、リビングにサスティナブル生地を使ったのれんを取り付けておくと綿のような風合いの中にエコが隠れているなど訪れるお客さんに居心地が良い雰囲気を演出できそうですよね。

 

空間を演出するサスティナブル生地

サスティナブル生地は、地球環境にとてもやさしい素材です。大半が再生ペットボトル材料を使っているわけですから、エコに貢献できると同時に価格にも貢献できリーズナブルな値段でお洒落な暖簾を買うことができるわけです。

サイズは豊富にあり、最小サイズが縦30センチ×横80センチ、最大サイズは縦2メートルで横180センチまで、これ以外のサイズもオーダーができるようになっていますので、お店やリビングルームなどに必要な大きさでオーダーすると良いでしょう。

暖簾は様々な目的で利用するアイテムではあるけれども、サスティナブル生地の場合はインテリア感覚で利用することができますので、空間の演出などオシャレを活かす形で活用することもできるわけです。

布

ちなみに、お店などでは暖簾分けや暖簾を受け継ぐなどの言葉がありますが、現在でも暖簾そのものものワードが利用されているなど次世代に受け継ぐことができるインテリアなどの考え方もできるのではないでしょうか。

空間を演出したいときなど、サスティナブル生地を検討されるのもおすすめです。

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のれんに関連した知識 のれんの選び方

印染めの暖簾で宿泊客を迎える

旅館の入り口に掲げられる暖簾には、屋号や屋号紋が入っています。
それを目にした宿泊客は、その印象でこれからお世話になる旅館がどういうところかを想像します。

なので、暖簾にどんな屋号や屋号紋が入っているのかを確認できなければ、イメージはとても悪くなります。

そういった理由から暖簾では、文字や図がくっきりと染められる印染めが使われる事が多いです。

印染めは布に職人が染料を染み込ませていく技法ですが、ただの染め方と違うのは裏から見たときのことも考えていることです。

表だけでなく裏からも染めているので、両面で何が描かれているのかを判別できるようになっています。

両面にのれんを染める

古くは合戦のときに武将が掲げる幟にも使われてきたもので、その伝統が今でも残っているのは貴重なことです。

手間がとてもかかる染め方ですが、機械で染めるのとは違い独特の味わいを出せます。
観光地ではビジネスホテルや高級ホテルが多く立ち並んでいますから、そういうところと差別化を図りたいならば伝統の暖簾を掲げるというのは良い戦略です。

宿泊客は、古き良きものに興味を持つ人が多いですから、その気持ちを上手く捕まえればリピーターになってもらえるでしょう。

風格は入り口で演出できる

老舗の宿と呼ばれるようになるには、文字通り何十年、何百年もの歴史を持つことが必要です。

しかし、歴史が浅くとも、それらしい風格だけは演出できます。
どうすればいいのかというと、ポイントになるのがエントランスデザインです。

なぜなら入り口の第一印象が、ブランディング戦略を左右すると言っても過言ではないからです。
具体的にどうするのかというと、伝統的な染め方で屋号や屋号紋が入れた暖簾を掲げておけば、それで宿泊客は老舗に泊まったかのような気分になれます。

宿とのれんの相性

もちろん、その印象だけでリピーターになるのかというと、そこまで甘い世界ではありません。
宿泊客のイメージに負けないだけの最高のサービスを提供することが大事です。

その点を理解した上での演出ならば、ブランディング戦略は見事に成功します。

素晴らしいエントランスデザインができて、経営が軌道にのれば5年後、10年後も営業を続けられます。

そうなれば、見せかけだけでなく実際に歴史をもった宿です。
月日が経てば暖簾も汚れや色落ちがでてくるでしょうが、それが逆に味わいになります。

さすがに劣化が激しいというのであれば、暖簾をつくった職人にメンテナンスをしてもらうと良いでしょう。

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のれんに関連した知識 のれんの使い道

のれん製造業者の間で新しい活用法が模索されている

日本伝統の宣伝方法として、現在でも用いられているのが店先や周辺に許可を取って飾るのれんです。のれんは戦国時代において戦国武将の功績をとった証明として使われてきましたが、戦国時代が終わり平和な時代が訪れると現在のようにお店の宣伝目的に加えて軒先に飾ることで店内の客が安心して買い物ができる環境づくりに役立ったのです。

しかしそんな日本伝統工芸の一つのれんですが、時代が進むにつれて他の伝統工芸と同様に需要が少しずつ減っています。これまでのお店に飾る理由として、目隠しを作ることによって店内に入った顧客に対して安心して買い物をしてもらうためだったのです。

店舗にのれんを利用する

ただ時代が進むにつれて趣向が変わってしまい、若い世代は開放的な空間を望むようになるため目隠しは逆効果になっています。

さらに宣伝目的として飾る方法も現在では外出先でも使える無線通信ができるようになり、ネット通信を使った道案内ソフトが手軽に使えるようになっているのでお店の位置を知らせる必要もなくなっているのです。

これらの点からのれんの需要が減っており、このまま手を打たないと伝統文化が廃れる可能性があります。そこで製造業者は未来に事業を継承するために、のれんの新しい可能性を模索しているのです。

新しい活用法の一つが医療現場

のれん製造業者が考えた新しい可能性が、専門職の一つ医療現場でパーテーションで使ってもらうということです。パーテーションというのはリフォーム業界で使われている言葉であり、その意味というのは英語で間仕切りやついたてとなります。

のれんの内部を見えなくするという部分に着目をして、医療用現場専用に改良したのれんを普及することを考案したのです。

どのように使われているのかというと、まずのれんで使われる素材は綿素材になります。この綿素材の良さというのは、細い糸になるため何層にも折りたためることです。

何層にも折りたためることで目が細かくなることから、光を通しづらく透けない性質があります。その透けないという性質を利用して、入院部屋や治療部屋の仕切りに使うのです。

のれんを仕切りに使う

入院患者がいる部屋は寝泊まりをするのですが、当然ながら患者がテレビを見ているときや夜間での治療の際に明かりをつけることになるので就寝の邪魔になります。

そこで入院患者の仕切りに使うことで、光を通さないのでプライバシーが守れるだけでなく、光の影響を受けずに過ごすことができるのです。

そして病棟の中には、侵入をしてほしくないポイントがあります。そこで入ってほしくないポイントに飾ることで、誤って侵入する可能性を防ぐことができるのです。

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のれんに関連した知識 のれんの選び方 生地や染めの種類

のれんの役割や使い方について

商店の店先にはのれんがかかっていることが多いです。上部には筒状の部分があり、そこに竹などを通して軒に引っかけて使用します。また風でめくれないように、下には石などの重しをひもや縄などで止めていることもあります。

店では開店と同時に吊り下げ、閉店になると店の中にしまうので店先にのれんがかかっているときは営業中ということです。営業中であることを知らせると同時に、日よけや目隠しの役目もあります。

のれんの様々な役割

毎日使うものなので色あせしないようなような紺や茶色などの濃い色を下地にして、屋号や商品名などを白く書いている場合が多いです。大きな商店で、従業員が独り立ちして同じような店を構える場合は「暖簾分け」という言葉も使われます。

商店でばかり使われるものではなく、一般の家庭でも部屋と部屋の間仕切りや目隠しなどに使われます。家庭の場合は家の中に吊り下げるので、石の重りを使う必要はありません。

それに四六時中かけておいても色あせや布の劣化の心配もあまりないので、レース生地などが使われている場合も良くあります。サイズやデザインも使う人の好みに合わせて購入したり、自分で作ったりして吊るしておくことができます。

kyonoren.comのれん製作メーカー京都のれん株式会社

京都のれん株式会社では、オリジナルなのれんを製作することができます。昔からの製法を生かし天然素材を使って手で染めていくので生成りや染めに微妙な味が出て、風合いを楽しみたい方にお勧めです。

注文後は2週間から1か月で完成し、発色が豊かに仕上がります。

京都のれん株式会社が提供する手引書を無償で配布しているので、製作を希望する方はまずカタログ冊子を取り寄せることが勧められます。手引書は特徴が異なるのでポリエステル素材と天然素材とに分けて作られていて、特に取扱期間は決めておらず配布するカタログが終了するまで取り扱っています。既製品のれんの通販https://kyotonoren.shop-pro.jp/

のれんのカタログを取り寄せる

2020年10月に新しくなったカタログでは、天然素材のほうでは帆布が加わり定番以外では好きな色が選択できるようになったり、ポリエステルのほうでは防炎エステルスラブが追加されるなどの変更があります。

注文の際、デザインをソフトで作成して京都のれん株式会社に送付すれば価格を下げて提供することが可能です。またそうすることで希望に合ったものが出来上がります。

ソフトを使っての作成にはいくつかのお願いもありますが、できるだけ低価格で作りたいという方や自分のオリジナルデザインで作りたいという方にお勧めの方法です。

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のれんに関連した知識 のれんの選び方 生地や染めの種類

ポリエステル生地ののれん

商店や居酒屋、小料理屋などの飲食業を営む場所や公衆浴場の入り口に掛けられて、屋号やイラストなどが入ったのれんはその店のシンボルとも言えるものです。

これは日本独自の習慣で、のれんを店先にかけるのは江戸時代ごろから流行して現在に至っています。

日本情緒が感じられるということでのれんに興味を持ち、お土産に買って帰る外国人もいるほどです。
この歴史があるのれんは以前は綿の素材で作った物が主流でしたが、素材が綿で暖簾を作ると豊富なバリエーションが出しにくく、また単調になものになりがちです。

そこで最近はポリエステル生地を使った暖簾を作ることが増えてきました
イベントなど短期間使う暖簾や屋台の上に掲げるものなら比較的低コストで作れるポリエステルのものがお勧めです。

のれんにお勧めの生地

これなら写真プリントやグラデーションなど幅広いオリジナルデザインのものが可能になります。

また、ポリエステルのものなら染め暖簾と違って、その制作に要する日数が少なくて済むから短い納期で顧客に提供できるのもメリットです。

ポリエステルの暖簾のデメリットは綿に比べて耐久性に乏しいことですが、短期間使用するものならまったく問題はありません。

綿風ポリエステルのれん

顧客によってはカラフルでオリジナルに富んでいる暖簾を店先にかけたい、フルカラープリントを希望しているが、化学繊維であっても綿の風合いの暖簾が欲しいと言う場合もあります。

そんな顧客のリクエストに応じられるのが綿風ポリエステル暖簾です。
これだと綿と同じように質感がいいし、デザインも豊富なバリエーションが出せるし、布の厚さが多少厚めでも、多彩なプリントに困ることはありません。

その上色持ちも大変良く、コスパも良くて納品期間も比較的短いメリットがありますから、綿風ポリエステル暖簾を考えてみては如何でしょうか。

綿風ポリエステルのれん

これを使用する用途としては日よけに最も適しています。

他にイベント、店舗、風呂場、台所などと幅広い場所で使える特徴があります。
ポリエステルのようにごわごわした感じがない綿に近い感触なので、現在はこの綿風の暖簾を買い求める人がだんだん多くなっています。

時代の変遷と共に多くのものが変化していきますが、この昔ながらの暖簾も、かつては綿が主流だったものも今では化学繊維の製品が多くなっています。

一度試してみては如何でしょうか。
きっと満足できる暖簾が出来上がるでしょう。

あなたなりのオリジナルティを暖簾で演出しましょう。

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のれんに関連した知識 のれんの歴史

のれんの歴史について

元々は白無地であるのれんに何らかのメッセージを入れるようになったのは鎌倉時代のことで、その後の室町時代にはたくさんの商家が独自の意匠を入れて、店の屋号や業種を人々にアピールするようになりました。

しかし、それは文字ではなく動物や植物或いは天文や地理記号といったものでした。
記号を使った理由は当時はまだ文盲が多かったからです。

江戸時代に入り庶民の識字率が高くなると、文字が入った暖簾が広く使用されるようになりました。
特に寛永・延宝時代(1624~1681)には屋号、業種、商品名を染め抜いた白抜きのデザインが多く、これは商売人にとって大切な広告媒体となり普及していきました。

のれんの色の使い分け

この時に素材にも変化が見られ染色が難しい麻から染色がしやすい木綿に変わっていき、いろいろなカラーを使用するまでに至り、のれんもバラエティに富んだものになりました。

江戸時代には店先に飾るだけでなく、目隠しや間仕切りとして寝室や納戸などの入り口にも用いられました。

たかが一枚の布なのに、今では店の入り口になくてはならないものになっています。

歴史的に見ると昔は寒さを防ぐだけに使われたものから、その後は商売用の屋号として人々にアピールするというものに変化していきました。

暖簾のカラーの意味について

現代では染料や生地、染色技術、設備などはのれんを作る上では進歩が顕著ですが、昔は技術があまり発達していなかったので、染めるのが簡単な麻布の藍染めがほとんどでした。

その後は染めやすい綿の生地が普及すると様々なカラーのものが出てきました。

綿生地と色

歴史的にみるとのれんのカラーにも意味があり、堅実な商法がモットーである商家は藍染での藍や紺のカラーを多く使いました。
藍の香りは虫が嫌うので虫が寄り付かなくなる利点があり、これを利用して酒造業や呉服商が好んで藍を使いました。

白は砂糖のイメージから菓子商や食べ物関係の商人が使ったと同時に薬関係の商人も使いました。これは砂糖が以前は薬として使ったからだと言われています。

少し黄みが入った茶のカラーは特に煙草商に使用されました。
柿のカラーのものは遊女屋の店先にかけられるようになり、その後は大きな料亭でも同じカラーのものが使われました。

紫は本来高貴な人だけが用いるのですが、金融機関から借金した人は返済が完了するまで紫の暖簾をかけておかなければならないといったエピソードもあります。

このように、どんなカラーを使うかで意味が違ってくるとは興味深いものです。今後も日本古来の伝統を大事にしていきたいものです。